January 29, 2012
January 25, 2012
『ストラテジストにさよならを 21世紀の株式投資論』

広木隆氏 著者行間を語る 2012/1/17 7:00 日本経済新聞の抜粋。
どんな投資であろうと、常に勝てるオールマイティーのやり方はありません。
本書でお伝えしたかったメッセージのひとつは「投資に限らず、
この世に絶対確実なことは何ひとつない」ということです。
市場の見通しも株価の予想も半分以上は外れるものと思ったほうが良い。
ストラテジストである私に対して、「それでは身も蓋もない」「何のために
ストラテジストという職業はあるのか?」という声が聞こえてきそうですが、
それが事実です。
では、予想もできないならば株式投資で儲けることは無理なのでしょうか?
いや、そうではありません。この世に絶対確実なことは何ひとつないのだ、
と肝に銘じて相場に臨むことが、投資で成功する要諦なのです。
そこを理解するのとしないのでは投資の方法論がまるで異なります。
本書では、個人投資家のための「投資戦略」を提示しました。
銘柄の選び方やチャートの見方といった「戦術」ではなく、もっと根本的な
投資の考え方――すなわち、個人投資家が相場に対峙するうえでの心構えと、
個人投資家が実践できる「負けない投資」の方法です。
投資は勝ちにいこうとしないこと。いかに負け(損)を軽微にとどめるかを強く意識すること。
この「戦略」を実践するために必要なことを本書で述べました。
投資は、不確実性を相手に戦うゲームです。どんなに理論を突き詰めても、
偶然性や運に左右される部分は排除できません。この意味で、投資は賭けなのです。
だからこそ、地に足をつけて、徹頭徹尾、現実を直視するリアリスト
(現実主義者)の眼を持ち、市場というものに対して常に謙虚であるべきだと
思っています。
ひとは運や偶然を支配する力はありませんが、自分で自分を制御することはできます。
それがこのゲームを勝ち抜く唯一無二の戦略です。
広木隆(ひろき・たかし) 1963年生まれ。上智大学外国語学部卒業。
1987年大和証券に入社。1990年にバイサイドに転じ、富士投信投資顧問、
フィデリティ投信、JPモルガン・アセット・マネジメント等で
ファンドマネージャーおよびプロダクト開発に携わる。
ヘッジファンド運用の経験等、幅広い資産クラスの運用経験と知見に基づいた
明快な投資戦略が個人投資家に支持されている。


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